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2016年2 月

テンション

 

日ごろからお世話になっているお得意様から、杉無垢外壁材を留め付ける為の「押縁」のご注文をいただきました。

 

 

押縁とは、

押縁

(ネット上から画像お借りしました。)

 

こんな感じで、板を上から押さえつけたり・板のつなぎ目を塞ぐ役割を持った部材です。

 

 

 

今回ご注文いただいたサイズは 15×30㎜ プレーナー仕上げ。

 

 

ですので削り代をみて、弊社標準在庫品の6分の胴縁(18×45㎜)を4面プレーナーで仕上げて納品することとしました。

 

 

通常この胴縁は、外壁材の下地として住宅の構造材に打ち付けて、通気層を設けるために使用する部材です。

施工してしまうと隠れて見えなくなってしまう部材の為、節が有っても無くても大勢に影響はありません。

実際に木材製品市場等で流通している一般的な胴縁は、節の有無に関わりなく製材されている品物がほとんどです。

 

 

田村材木店で製材している胴縁はこちらです。

DSC_0001

写真の撮り方下手…😿

 

ほとんど節が無いのがお分かりいただけると思います。

なぜこんな木取りをするのでしょうか?

 

答えは簡単、「節が有ると曲がるから!」 

 

こういった断面の小さなサイズの「小割材」は節が入ると、イナズマの様にクネクネと曲がってしまいますし、施工しようと持ち上げた瞬間 ”ポッキーン!!” と簡単に折れてしまいます。

 

これはほんの一例ですが、小規模の製材工場だからこそ製材職人の手が行き届き、適材適所の製材が可能となっている好例だと言えます。

 

 

 

 

さて、4面プレーナーで削ってみましょう! DSC_0004

 

 

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とても綺麗な押縁となりました。

 

 

 

 

以前、建築現場に材料を配達に伺ったときに大工さんに言われた言葉があります。

 

 

「田村材木の製品は良いね~! やっぱさぁ良い材料入ってくっとテンション上がんだよね! ほら、子供がさぁ、欲しかったミニカー手に入れた時みたいなもんだよ♪」

 

 

正直、ミニカーのくだりはピンとは来ませんでしたが(笑)、上機嫌の大工さんを見て腑に落ちた部分もありました。

 

大工さんのテンションが上がれば、おのずと良い仕事に繋がりますね♪

 

 

田村材木店の材料で大工さんをアゲアゲにして良い家作りましょう!

 

BY:のみすぎ