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2017年4 月

とちぎ日光材。県外出荷中。

日光は桜の見頃を向かえ、田村材木店の桜も満開です。

 

 

田村材木店の桜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今から20年程前に、日光の縁日で購入した、高さ1m程だった苗木が

今ではこんなに花を咲かせています。

最近老眼で小さ文字が見えなくなってきた。

ん~ 20年なんてあっという間だ。

 

 

さて、本日は長年お付き合いを頂いている、兵庫県のとある工務店さんに

日光産の良質な木材を出荷しました。

 

日光産杉枠材

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

栃木県日光地区の「とちぎ日光材」は品質日本一。

スギやヒノキを始めとする有用樹種は、縦に長い日本列島に於いては

南下すれば、成長が早く比較的密度の低い低品質の木材になり

北上すれば、雪害等の影響で傷の多い木材が産出されている。

 

栃木は頃合の良い場所なのだろう。

 

日本には、スポット的に良質な木材の産地があるが、県全体の平均値を取れば

間違いなく栃木県は日本で最高の品質を誇る木材が産出される地域。

中でも「日光地区」は、栃木県内の4つのエリア、日光・八溝・高原・三毳の中でも

最も出荷量が多く、品質も高い。

 

栃木は日本一印象が薄い県でもあるが

その昔、日本三馬鹿県の一つという話を聞いたことがある。

首都圏に近く、観光資源もあり、災害も少なく

木材を始めとする良質な資源もある。

色々な要素が揃っていると、人は努力しなくなるのだとか・・・

 

栃木県にお住まいの方よりも、他県の方のほうが

栃木の素材の良さを理解して頂けていると実感する事が多い。

 

特に建築に至っては・・・

 

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栃木には、日本一良質な木材があって

大谷石、烏山和紙、粟野麻紙、葛生しっくい などなど・・・

日本を代表する建築資材が揃っている県はそうそうない。

 

是非、家を建てる際には「栃木県産」を御指定下さいw

 

byたべすぎ

今期最後の「宇大ヒノキ」入荷しました。

今シーズン最後の「宇大ヒノキ」が入荷しました。

本数は約100本(10㎥)。

次の入荷は2017年11月を予定しています。

 

 

宇大ヒノキ原木丸太 宇大ヒノキ 原木丸太1

 

 

 

 

 

 

 

宇大ヒノキ 丸太

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

宇大ヒノキは宇都宮大学農学部付属船生演習林から産出されるヒノキ原木丸太に

SGEC森林認証制度のトレースアビリティー(生産履歴)を加えた

宇都宮大学ブランドのヒノキ製材品の総称です。

 

詳しくはこちらからご覧ください。

田村材木店ホームページ「宇大ヒノキ」

 

宇大ヒノキは、通常の製材品の流通とは大きく異なり、学術研究林として存在している、宇都宮大学の演習林から産出される素材を原料としているので、営利目的の原木流通とは違い、計画に沿って年間に決まった量の伐採しか行いません。

その為、年間に一定の生産量しか販売できない、ちょっと特殊な製材品になります。

 

 

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宇大ヒノキ すりばん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その殆どが事前予約だけで販売終了となってしまいますが

今回のように一般販売できる枠が空く場合や、特別な寸法に対応する為に

伐採計画に盛り込んで出荷を依頼する場合等があります。

 

常時あるわけではないのが難しい所でもありますが

①伐採に適した寒伐りの原木しか出荷しない。

②SGEC森林認証を軸とした生産履歴の証明。

③学術研究林としての豊富なデータ。

④学生による授業としてのこまめな手入れ。

などなど・・・

希少な分、素材としてはこれ以上ない最良のヒノキ材です。

 

 

この宇大ヒノキ、文部科学省のエントランスホールに展示されました。

各所から「文部科学省に展示されていましたね。」と声を掛けられて、その特別な価値を改めて実感したところです。

 

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という事で、今シーズン最後の「宇大ヒノキ」。

長さ3M、末口径が柱角(105角・120角)を製材するにはちょうど良い寸法です。

現時点での弊社在庫分と合わせて、30坪程度の住宅であれば2棟分程納材が可能です。

 

宇大ヒノキ 建築現場

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

御興味のある方は是非お問い合わせ下さい。

 

 

by:たべすぎ 

日光産杉(スギ)階段材・カウンター材 製材中

本日は土曜日。

 

電話も来客も少ないのでここぞとばかりに、この冬「寒伐り」で取り貯めた良質な日光産のスギ大径木を、じっくり時間を掛けて製材していきます。

 

今朝ほどから始まりましたが、一日では終わらなかったので、残りはまた次週って事で

本日の成果を御報告w

 

 

日光産スギ階段材原木丸太 日光産スギ階段材用原木丸太

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長さ4M。直径50cm以上。樹齢は100年を超えるものばかり。

さて、何を取るか。

 

弊社は、家一件分の部材を全て製材する「一棟挽き」と呼ばれる製材形態の材木屋。

どんな部材も自社工場で生産しちゃいます。

今回の良質な大径木から狙うのは、「階段材とカウンター材」。

 

日光産のスギは雪害の影響も少なく、目が細かく密度の高い良質な木に育ちます。

階段材やカウンターの天板にするには最高です。

 

日光産杉階段・カウンター製材日光産杉階段材・カウンター材 製材

 

 

 

 

 

 

 日光産杉階段材・カウンター材製材2 日光産杉階段材・カウンター材製材3

  

原木の大きさが直径60cmを超えるあたりから、もう一人じゃ手に負えなくなるので、原木丸太1本製材するのに数人がかりでの作業です。

 

木には人と同じように1本1本其々の「素性」ってモンがあって、綺麗に育ったヤツほどちょっとした衝撃や変化によって「割れ」などが発生しやすくなります。このへんも人と同じで、多少苦労した方が強かったりするのかもw

ものが良くなればなるほど、その扱いはより慎重になります。

 

とちぎ日光産杉階段・カウンター

 

 巾、60cm前後の惚れ惚れしちゃう板材が取れています。

 

厚みは50mmと65mmの2種類。

50mmは主に階段材の3段廻り用として、65mmはテーブルやカウンターの天板用などに使用されています。

 

↓ こんな感じ。

 

日光産杉階段材:三段廻り木取り 杉無垢階段材:三段廻

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日光産杉階段材の三段廻りを納材する際に、弊社で簡易的に木取りした状態。

 

通常納材は、厚み45mm(1寸5分)原板の段板(踏み板)・ササラ(側桁)・三段廻り、そして蹴込板をセットで納材しますが、特にこの三段廻りを一枚板で木取りすると、3尺階段でも板巾55cm以上は必要になります。 

 

スギ階段材割止 スギ階段材割止塗布

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

乾燥に伴った収縮等で起こる「干割れ(ひわれ)」を防止する為に、木工用ボンドに似た材木屋御用達の割れ止め剤を塗布します。

 

 

本日製材した階段材・カウンター材はざっと50枚ほど。

 

製材後は、天然乾燥施設でゆっくり1年ほど寝かせます。

 

 

 

日光産杉階段材・カウンター材4

  天然乾燥施設

 

 

 

 

 

 

 

 

本日製材した「日光杉 階段材・カウンター材」が出荷できるのは

来年の春、サクラが咲く頃。

 

気長にお待ち頂ける方。御予約承りますw

 

 

by:たべすぎ

すりばん

版・・印刷物を転写させるための用具。

摺り・・こすって写し取ること。

 

合わせて「摺り版」

 

 

 

ひと昔は、柱や桁・造作材や野物材等の小割り品まで全ての製品に摺ったものですが、現在では製品シールが多くなって、少数派となってしまいました。

 

結構な手間が掛かるので、いたしかた無いところではあります。

 

 

 

 

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でも、摺り版ってなにをどうやって「摺って」いるのか御存知??

 

 

まずはその 黒~い 黒墨。

黒いスプレーで代用している会社もあるようですが、これ用のあれが売ってるんですね~

 

「刷り込み墨の素」

 

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なかを覗くと

 

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黒過ぎて見えない

 

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身の危険を感じる程、恐ろしく黒いクリーム(笑)。

爪の間に入ってしまったら・・・うわぁぁぁ

 

ですが、無臭だし公害物質も含んでません。

すぐ乾くし、よーく伸びます、優れものでオススメです。(誰に?)

 

 

 

 

墨の素を、特製摺り版ケース!に移します。

 

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摺り版がとーっても摺りやすい小判型の入れ物。

 

持ち運びしやすいし、こじんまりと何だか好きな形状。

 

この中には手ぬぐいの様な布が入っていて、そこに墨の素をなびってなびって、さらに満遍なくこねこねします。

 

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さらに水を少し入れて、さらにさらにこねこね伸ばします。

 

これが結構楽しい。

 

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墨の準備よーし!

 

 

 

 

 

あとはこの年季の入ったブラシで、とことん摺ります。

 

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個人的には、少しかすれて文字が不明瞭な方が味があって好きです。

 

でも最初の ひと摺り目 は気合が入って必ず濃いめの摺り版になるという、摺り版あるある。

 

 

 

 

 

ちなみに先代が使っていた摺り版

 

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弊社屋号の「まるいち」の下に記されているのは、「良材」。

 

 

先代の思いは現在もしっかりと受け継がれていますよ。

 

 

 

 

BY:のみすぎ

 

栃木の工務店・設計事務所 紹介します。musubiba.

 おかげさまでmusubiba.を開設して5年が経過しようとしています。

多くの皆様に、栃木の工務店・設計事務所様をご紹介し続けてきましたが

なんと!

今日現在までトラブル0件、クレーム0件!これが一番の収穫です。

 

Musubiba

 

musubiba.の基本は「そっと橋渡し」。

 

こんな家が建てたい。理想の建築屋さんに出会いたい。

その希望に少しだけお手伝いをさせて頂くのがmusubiba.です。

 

 

皆さんが家を建てようと思ったらまず

1.ネットで検索

2.住宅展示場見学

3.雑誌を購入

って感じでしょうか?

 

 

弊社は建築を行わない純粋な材木屋なので

多くの建築屋さんとお付き合いをしています。

こんな仕事をしていると、業界内でしか知らない建築事情がよく解ったりします。

 

特に、無垢材を使うって事に関しては、業者によってその差は歴然と現れます。

無垢材の使用に慎重なハウスメーカーは話から外れますが

木の家を造ろうと思ったら、やっぱり地元の建築業者が最も優れているといえます。

 

 

ただし、当りを引ければですけど・・・

 

 

実際に建ててみないと、そこが当りだったのか、はずれだったのかが解らないのが

地元建築業者を選定する最大の難関です。

 

 

ですが、木の家を造る際に間違いなく言えることは

 

『確実に当りを引けるなら、地元建築屋さんのほうが良い。』

 

って事。

 

 

弊社では家造りを行うことはできませんが

希望する理想の建築屋さんに橋渡しをする事は出来るかもしれません。

 

4つ目の選択肢としてmusubiba.を5年前に立ち上げました。

紹介する責任が伴うmusubiba.は田村材木店創業96年の威信のカタチです。

 

musubiba. (ムスビバ:結び場)は弊社が実際の事業内容を知っている

確実な建築屋さんをご紹介する場です。

 

お時間のあるときにでもちょっとのぞいてみて下さい。

 

  Musubiba.