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山に行こう!

「山に行こう!」日本経済新聞掲載

当社と高見林業で行っている「山に行こう!」施主伐採事業が、日本経済新聞(5月13日)に掲載されました。

「山に行こう!」は、これから家を建てる建て主さんが、自分の家の材(木)を「自分の目で選び、自分の手で伐る」、顔の見える木材での家づくり事業です。木の家を計画中の方、環境に興味のある方、家の素材に安心を求める方、すべての建て主さんが対象になります。

「山に行こう!」ご利用希望の方は、栃木県内のお近くの工務店様や依頼を予定している建築業者様にご相談ください。

まだ、どこの工務店に依頼しようか迷っている。そんな時は、当社で希望に沿った業者をご紹介いたしますので、お気軽にお問い合わせください。


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今年も植樹祭を開催しました。

今年もやってまいりました植樹の季節。2010年4月18日、高見林業植樹祭2010を開催いたしました。

今年は、どんどん増えて、総勢130名余の建て主さんが山に帰ってきてくれました。

植樹祭は、当社と高見林業で行っている「山に行こう!」事業の締めくくりですが、昨年植樹した人は「自分が植えた苗木はどんだけ育っているのかな~枯れてないかな~シカに食われてないかな~」なんて感じで、今年やっと根が生えた苗木を持って植樹に来た人は「自分で伐った木を山に帰しに来たぞ~」ってな感じで、皆さんお変わりなく元気に山に来てくれました。

「植樹」の後の「食事」?高級牛バーベキューやアコースティックギターライブ、駄菓子屋さんや豪華景品付き丸太ダーツが楽しみで来られたかも大多数?でしたが、私も、そして高見林業も、年に1度は必ず「建て主」さんにお会いできる場として、来年も再来年もずっと開催しますので、また来年お越しくださいね。

ホント楽しかったです。ありがとうございました。

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ID様邸 出荷準備完了。

昨年末に「山に行こう!」で施主伐採されたID様邸の丸太は、製材・乾燥工程を経て、出荷準備が完了しました。

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いよいよ今月末に上棟!お楽しみに!

山に行こう! IG様施主伐採。

雪の舞い散る中、IG様の施主伐採を行いました。

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この「山に行こう!」を何年やっているのだろうか?山にお迎えした施主様も100名を超えているが、意外な事に雪の舞い散る中伐採を行ったのは初めてで、かえって思い出に残る伐採体験となりました。

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昨夜から降り続けていた雪も、山に到着する頃にはすっかりやんで、一安心して事務所で打ち合わせをしていたら、吹雪・・・
それでも、日ごろの行いが良いせい(誰の?)か、伐採する頃には小雪になって無事伐採に取り掛かることができました。

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IG様が山の中をぐるぐると歩きまわって選んだ木がこれ。
樹齢90年の巨木です。
この木は、大黒柱と化粧の大桁になります。

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ご夫婦そろっての伐採です。でかいだけに50ccのチェーンソーでもなかなか伐れない!!

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伐りたてのオガ粉はしっとり湿っていて香りが強い。

この後、伐採した木は当社に運ばれ製材に取り掛かります。雪の日に伐った「寒伐り材」に加えて、今日は「新月」。
きっと良い製品になります。あとはお任せあれ!


おまけ。
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今日も締めは「うどん」。
蕎麦屋にきてうどんはないだろ~と高見林業にブ~ブ~言われ、蕎麦屋の親父には、最近うどんしか食わね~な~とチクチク小言を言われ・・・
それでもここのうどんは美味い。




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だいふく。
山までやってきた犬は初めて。なかなかに賢いこ奴は、チェーンソーの音にも動じることなく、伐採の様子を終始見守っていた。

森林認証材の家

先月、 「山に行こう!」 で伐採体験をされた、I 様の家が上棟になりました。


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山から搬出された森林認証材原木は、全て当社で製材を行い、出荷時には「すりばん」と呼ばれる、文字が型抜きされている鋼板を使って、柱1本々に「森林認証材」の証明を刷り込みます。

そして、「証明ステッカー」。柱は勿論のこと、桁や梁など「すりばん」が擦れない所には、ペタペタと貼ってあります。

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今では、スーパーなどに行くと「この大根は私がつくりました。」なんて、表示を目にすることも増えてきましたが、建築材料に至っては、まだまだそこまで必要とされていないのか、関心がないのか・・・ 誰が関わってこの製材品ができているのかなんてわからないのが現状です。

この「森林認証の表示」は、こうした生産履歴を明らかにする事も盛り込まれた制度に沿って行っています。

やっぱり建てる人にとっては「安心」ですよね。
どこの山から切り出されたのか、誰が製材したのかがわかるって。

山に行こう! W様施主伐採。

7日、日曜日。空は快晴。

絶好の伐採日和に、W様ご家族が伐採の為、山にお越しになられました。

今月は、「山に行こう!」の伐採事業が多いので、これから山に入る皆様の参考になるよう、W様の伐採風景写真を多くちりばめながら、「山に行こうスペシャル!」って事で、ちょっと長めになってます。

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足尾から粟野にぬける山道からの風景。くねくねでやたらと狭い。あまりお勧めできるコースではありませんが、粟野から30分ほどで足尾銅山まで行くことができます。伐採の帰りは足尾銅山観光ってのはどうでしょう。?
前回通った時は「雪」でしたが、今日は男体山までよく見えるいい天気。それにしても山ばっかりで、日光の約80%は山林ってのも頷けますね。次回は「前日光道」が開通したみたいなので、そちらを通ってみようかな。


さて、山にW様と工務店様が到着し、山での注意事項や本日の流れを説明。準備が整ったところで木を探しに出発です。

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事前に、このくらいの太さでこんな感じの木を選ぼう。って伝えてはおくのですが、山に入ると辺りは木だらけ。その中でも「なにか感じる木」があるそうな・・・

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太く真っ直ぐに伸びた大木。
遠くから見た時はそんなに太く感じなかったんですが、すぐ近くまで行くと、その大きさに圧巻。

「これから伐採させていただきます。」
80年の大木に感謝です。



それでは、伐採準備に取り掛かりましょう。
まずは、チェーンソーの使い方。50ccのバイクに匹敵するパワー!安全第一で施主自らの伐採が始ります。

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慎重に切り口を定めて鋸を入れていきます。

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最後は、専門の伐採夫が伐倒。
「倒れるぞ~!!」

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地響きと共に、山での命に終わりを告げます。
本当にありがとう・・・
この木は、当社に運搬され、「W様邸の大黒柱・大桁」に生まれ変わります。

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空に「ぽっかり」あいた穴。
今まで、この木が立っていた場所。

伐った、切株にサイン。

お子様も、この経験をずっと覚えていてくれるとうれしいな。


何度立ち会っても、木が倒れる瞬間は感慨深いものがあります。
だからこそ、施主もこの木を、そして家に愛着が生まれるのだと思う。勿論、当社もこの木を無駄にしないように思いを込めて製材して、最高の製品に仕上げなくては!と強く思う瞬間です。

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伐り倒した木は、重機でその後の玉切りがしやすい所に移動します。
ここでまた、この木の長さにびっくりです。
今度は横たわった木を、柱や桁など、実際に使う長さに切っていきます。

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W様。今日はお疲れ様でした。
いかがでしたでしょうか?少し、山や木を見る目が変ったでしょうか?
この木がW様の新しくできる家を支える、骨になります。勿論、この1本だけでは家は建ちませんので、引き続き図面に沿って高見林業が伐採を行います。
年内中にはすべてが揃うでしょう。

当社は『森の恵みをカタチに変える』事が役割です。

これからW様邸の素材たちが当社にやってきます。この経験と感動をそのまま製材に移し、最高の大黒柱や梁・桁へと責任をもって作り上げていきます。

山と製材と建築。木の家を建てる過程で必ず通る経路です。
近年の建築では、建築以前のルートなんて誰も解らないし、気にもかけない。そんな家造りが一般的になっていますが、私たちが行う「山に行こう!」は元来の建築の原点に立ち返り、難しい言葉で言うと「トレースアビリティー(生産履歴)」を、森林認証のルールに則って進め、関わり合う人たちが、実際に顔を合わせて話をしながらお互いを確認していく。そんな、顔の見える家造りです。

『建て主にとって顔が見えることは安心に繋がり、業者にとっては責任に繋がる。』

そんな思いを胸に、それぞれの立場で責任を果たしていく。
それが私たちの行っている「山に行こう!」です。


ん~ なんだか固いお話になってしまったが、これから山に来られる施主様。
固くならずに、かる~い気持ちで、遊びに来てください。
きっと、いい思い出ができると思いますよ。



※今日のおまけ。

Dsc09202 伐採後、みんなで食べる昼食。
今では行きつけの店になってしまった
「山の神ドライブイン」。
ここの蕎麦は、わざわざ足を運んでも食べたい絶品です。

←これはうどん。

ここの「うどん」も、かなりうまい事がわかり、最近では「うどん派」に転向です。
すこし緑色しているのがわかりますか?
昆布が練りこんであるそうだ。

山に行こう! G様施主伐採。

「山に行こう!」 今日はG様ご家族をお迎えしての伐採です。

前日、雪が降って山頂は少し白く色づき、肌寒い早朝からの伐採となりました。

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木を選んだら、山の神様に感謝して伐採に取り掛かります。

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切り倒してみると、その大きさ太さに圧巻です。
つい今までこの山で90年も生きてきた木が伐倒され、少しうるうるしちゃいます。
私も、何度この場に立ち会っても、やっぱり感動しますね。

これからは、「山での生命を終え、G様の家の木となって第2の生命となる。」
木の説明をする時に、よく使うフレーズなんですが、実際に山にきて伐採をその目で見てみると、その意味を肌で実感してもらえるようです。

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1本の木から、これだけの部材が取れます。
一番下の根っこが付いているところは、横架材として、丸みをつけたまま両側を製材する「タイコ梁」に。その上は丸太のまま磨きに。その上は柱に・・・

どれも全部、G様の「木の家」の主要な部分に当社が責任をもって製材します。

その他の部材は、高見林業が引き続き伐採しますので、当社に到着後、製材を開始します。



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やっぱり、山頂はこんな状態でした・・・

誰だ!雪は無いよ。って言ったのは!!

山に行こう! ID様施主伐採。

「山に行こう!」 今日はID様をお迎えしての伐採です。

晴天に恵まれ、真っ青な空の下、山中を歩いて
「6mの大黒柱」が取れる木を探します。

見渡す限り、木、木、木・・・ まぁ山ですから当然ですが、山に入ると「あの木が私を呼んでる・・」なんてこともあるみたいですね。
IDさんも「あの木!で!」ってな事で、伐採木が決まりました。


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旦那様はお仕事の都合でお越しになることができませんでしたが、代わりに奥様が伐採主任と共に鋸入れです。

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倒れるぞ~!!急斜面ではありましたが、木の隙間を掻い潜り狙った所にピッタリ伐倒!

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倒した木の枝をお持ち帰りいただいて、苗木としてお持ち帰りいただき、根っこがついたら、年に一度の「植樹祭」の時に山に返して頂いています。

大切に育ててくださいね。







さて、これからは当社の出番です。

山から、ID様の「木の家」に使う木が当社の土場に運ばれてきます。
ご自身で選ばれた大切な木。責任をもって製材いたします。
どんな製品になるのかお楽しみに!

山に行こう! I 様施主伐採。

「山に行こう!」今日は、I 様ご家族をお迎えしての伐採です。
1日1組限定の施主伐採事業ですが、今回は珍しく午後からの伐採となりました。

山は日が暮れるのが早い?
伐採の最中から、徐々に辺りはうす暗くなってきましたが
樹齢90年の大木を I 様ご自身で伐採していただきました。

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※注意 おが屑まみれになっても大丈夫な洋服  でお越しください!happy02
でも、木の香りはいいですよ~!



















早速、伐採された原木も当社に到着し、製材を開始しました。
I 様が伐採した木は、リビングの上部に架かる大桁と、大黒柱になります。

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色艶共に最高です。お楽しみに!

「山に行こう!」H様邸上棟。

2008年8月9日。

「山に行こう!」で、伐採体験をされてから1ヶ月。

晴天の中、H様の建て方が行なわれました。

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真っ青な空に、凛とした風が吹きぬけ、最高に気持ちがいい天気に恵まれて
建て方が着々と進んでいきます。

ご覧いただけるでしょうか?
中央に掛かる丸太。こちらはH様の御希望で、丸太のまま使用した丸桁です。
H様が山に来て、御自分で伐採した木を使っています。

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伐り倒した木を、実際に使う長さに切る事を「玉切り」といいますが、根元から順に
1の玉、2の玉、3の玉・・・と続きます。

1の玉は、リビングを横断する「大桁」に。
2の玉は、2本ある内の1本の大黒柱に。
3の玉は、もう片方の大黒柱に。
そして、4の玉がこの丸桁です。

4の玉なので、少し節は多目ですが、味があってかえっていい感じになりました。
この桁や大黒柱を見るたびに、山の事や木の事、そして環境に関して
いつも身近に感じていただければ、とても嬉しく思います。

H様の家造りは始まったばかり。
さあ!気合を入れて、気持ちを込めて納材していきますよ!!