日光産杉(スギ)階段材・カウンター材 製材中
本日は土曜日。
電話も来客も少ないのでここぞとばかりに、この冬「寒伐り」で取り貯めた良質な日光産のスギ大径木を、じっくり時間を掛けて製材していきます。
今朝ほどから始まりましたが、一日では終わらなかったので、残りはまた次週って事で
本日の成果を御報告w
長さ4M。直径50cm以上。樹齢は100年を超えるものばかり。
さて、何を取るか。
弊社は、家一件分の部材を全て製材する「一棟挽き」と呼ばれる製材形態の材木屋。
どんな部材も自社工場で生産しちゃいます。
今回の良質な大径木から狙うのは、「階段材とカウンター材」。
日光産のスギは雪害の影響も少なく、目が細かく密度の高い良質な木に育ちます。
階段材やカウンターの天板にするには最高です。
原木の大きさが直径60cmを超えるあたりから、もう一人じゃ手に負えなくなるので、原木丸太1本製材するのに数人がかりでの作業です。
木には人と同じように1本1本其々の「素性」ってモンがあって、綺麗に育ったヤツほどちょっとした衝撃や変化によって「割れ」などが発生しやすくなります。このへんも人と同じで、多少苦労した方が強かったりするのかもw
ものが良くなればなるほど、その扱いはより慎重になります。
巾、60cm前後の惚れ惚れしちゃう板材が取れています。
厚みは50mmと65mmの2種類。
50mmは主に階段材の3段廻り用として、65mmはテーブルやカウンターの天板用などに使用されています。
↓ こんな感じ。
日光産杉階段材の三段廻りを納材する際に、弊社で簡易的に木取りした状態。
通常納材は、厚み45mm(1寸5分)原板の段板(踏み板)・ササラ(側桁)・三段廻り、そして蹴込板をセットで納材しますが、特にこの三段廻りを一枚板で木取りすると、3尺階段でも板巾55cm以上は必要になります。
乾燥に伴った収縮等で起こる「干割れ(ひわれ)」を防止する為に、木工用ボンドに似た材木屋御用達の割れ止め剤を塗布します。
本日製材した階段材・カウンター材はざっと50枚ほど。
製材後は、天然乾燥施設でゆっくり1年ほど寝かせます。
本日製材した「日光杉 階段材・カウンター材」が出荷できるのは
来年の春、サクラが咲く頃。
気長にお待ち頂ける方。御予約承りますw
by:たべすぎ
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