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2015年6 月
サクラ?
つい先日、工務店様から賃挽き製材のご依頼をいただきました。
桜の丸太が3本で、伐採後10年ほど経過しているとのこと。
製材してテーブルを作成したいのだそうです。
虫喰いや腐りが気になっていましたが、
現物がこちら。
きてますねーやはり
染みや干割れがけっこう・・・
虫食いはびっしりバッチリ
しかし、ワイヤーブラシで丸太表面に付いた石や砂利をこすり落としながら
状態をよく見ると、意外にも腐ってはいません。
広葉樹は、弊社で日常的に扱っている針葉樹とは質がまるで別物です。
杉を10年も野ざらしで放置したら、辺材の白太部分は腐って全滅でしょう。
こういった丸太を挽くのは心配でもあり楽しみでもあり、宝箱を開けるような感覚です
虫食い穴はどこまで到達してるのか、干割れはどこまで?すごい良材だったり~
さ!鋸を入れていきます。
やはり、側の部分は干割れから入った雨水でシミになっています。
しかし、2枚剥いでみると内部は問題無いことがわかってきます。
さらに芯に寄っていくと、
出ましたねー!充分に良い表情が出てきました。
これで一安心
ご依頼主も、ご満足いただけるであろう木取りとなりました。
しかし、桜と聞いていましたが、挽いてみると ケヤキ でした
10年も経った原木は外見で判断するのは難しいものです。。
BY のみ杉