新月の木 その3
「名器 ストラディバリウス」も新月の木で作られた。 らしい・・・
新月の木。新月伐採。なんとも、そそられるネーミングだ。材木屋としては飛びつかない方がおかしい。しかし、どこをどう調べても、俺を納得させるだけの十分な科学的データは皆無だ。そもそも新月の木発祥の地?オーストリアとこの日本(ここは栃木で日光!)では、緯度も経度も気候も湿度も全てが違う。九州と北海道の距離でさえ育つ木が違う上に、育ち方もまるで違う。
本当に月は万国共通か?(笑)
日本には太陰暦なるものがあり、やはり月の満ち欠けを基準にしていたらしい。
「土用丑の日」なんてのは、うなぎ屋があみ出した必殺技だ。
まあ、これはいいとして、木の伐採も地方によっては「土の日に木を伐るな!」なんて言い伝えもあるそうだ。土の日に木を伐ると腐りやすくなるとか・・・
そこで、「新月」と「土の日」が重なっちゃまずいだろ~
という事で、この太陰暦と新月伐採の月の満ち欠けを重ねてみた。
これまた???
いい感じでずれてみたり重なってみたりと、これに関しては、まるで相関関係は認められない。
ダメかこりゃ。残念。
しかし、楽しいな~ こんなに素材に関して考えた事は久しぶりだ。
Sさんに最高の材を提供する為に、もっともっと調べますからね。
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