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2008年6 月
新月の木 その16
お待たせいたしました。
「新月の木」全ての製材が完了いたしました。
ずいぶん掛かりました・・・
予定では一週間程度の予定でしたが、約二週間。
気持ちを込めて、新月の探りを入れて?慎重に製材しました。
是非、見に来て下さい。
ものすごくいい感じになってますよ!
これが大工さんの手に掛かると、もっともっと良くなる。楽しみは尽きませんね。
これから長期間の自然乾燥期間に入ります。
じっくりと日光の男体おろしに吹かれながらの出番待ちです。
私たちは、今後の変化を見逃すことなく、観察させて頂きます。
検証内容は、逐次ブログにて報告しますので、お楽しみに!
それと、余談になりますが
「新月の木プロジェクト」試作品の完成まで、あとわずか。
我ながら、これはヒット商品になってしまうのでは・・・などと勝手にあたふたしています。
完成したら、ここで公開しちゃいますので、こちらもお楽しみに!
S様よりメールを頂きました。
先日は、お忙しい中、大黒柱の製材を見せていただきまして、ありがとうございました。(丸太の入れ替えまでしていただいて・・・)
柱1本を挽くのにもこんなにも手間がかかっているのだなーと、改めて家が建つまでの職人さんの技に感激してしまいました。
そして、大黒柱はほんとに立派ですねー 丸太から柱に製材されていく様子は、目に焼きついています!
思い起こせば、平成18年の11月にお話をお伺いしてから、天然乾燥の木でそれも新月の木で家を建てられたらいいなーと思うようになったわけでありまして、斉藤社長に出会い、そして田村社長に引き合わせていただき、ご紹介いただいたおかげで、夢を実現していただけることとなりました。人の縁は不思議だなーと思ったり、この出会いは必然だったのだ!!と思ったりしています。いずれにせよ、こんなにも家造りを楽しませていただけるのも、皆様のおかげと思っております。本当にありがとうございます。
製材が完了しましたら、家族みんなで見せていただきにお伺いします。
ホームページでも、映像を見せていただいておりますが、実際に眺めると圧巻でしょうね!
ホームページでは、田村社長の熱い思いが感じられ、家を建てるにあたり、田村木材さんにお世話になることができて、ほんとに良かったと思います。
「新月の木」シリーズも、読んでいると一緒にわくわくしてしまいます!
新月の木の新商品もすごいですね!見せていただくのを楽しみにしています。新月には、物事を始めるのにとってもいいパワーがあるとも聞いたことがあります!なんか、とっても神秘的!
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
<田村>
こちらこそ宜しくお願い致します。
Sさんに出会えて本当によかった。材木屋としての喜びを満喫しています。
これから来年にかけて、当社の一番目に付く場所で、じっくりと自然乾燥を行い
大工さんの刻みが始まるまで、しっかりと目を光らせておきます。
新月の木。これから私に何を見せてくれるのか。
もしかすると、Sさんより私のほうがわくわくしているかも。
山に行こう! IN様邸上棟式に参加してきました。
栃木県北部、今日の天気予報は雨。だったはずなのに、晴天に恵まれIN様邸の上棟式が行なわれました。誰の日ごろの行いがよかったんだ?
IN様は勿論の事、ご両家のご家族、ご兄弟まで参列の、盛大な上棟式でした。
それだけ、家を建てるという事は、建て主を取り巻く家族にとって、一世一代の大事業なんだな~ と、つくづく実感をしながら、納材する責任の重みを再認識する上棟式でもありました。
この家は、INさんご自身が山で伐採する所から、家造りがスタートしています。
見渡す限りの木々の中から、1本を選び出し、その木を「大黒柱」に。
それ以外の材も、同じ山から伐り出され、当社で全部、製材・乾燥・加工を行っています。
たま~に「建築屋さん」を羨ましく思う事が有ります。
建築屋さんは「画家」。当社は「画材屋」。
絵を描くのに、絵の具の良し悪しは大変重要ですが、絵が評価される事はあっても、その絵の具が評価される事はまず無い。
だけど、こうして「建て主さん」と一緒に画材を見つけることから始めると、一番評価されたい「建て主さん」に画材をきちんと認識してもらっている。っていう安心感と喜びが得られるんですよね。市場から仕入れた何処の木で誰が製材したのかさえもわからない木材ではなく、「山に行こう!」そして自社製材だから特にそうなのかもしれませんが、この家への愛着も一入なんです。
家造りは始まったばかり、木の家は、すぐ簡単に出来上がるようなもんじゃない。じっくりと楽しみながら、建築中を満喫しよう!
今日は本当に楽しかったです。
今度は完成パーティー?
楽しみにしています。
山に行こう! F様邸出荷。
今月の出荷ラッシュのピークを迎えました。
お待たせいたしました。F様邸に使用する木材が全て揃い、いよいよ出荷になります。
これから別工場で加工に入り、上棟と相成るわけです。結構な量が有りますよ。トラック3台分!特殊な材料が多いので、加工に時間が掛かりますが、組みあがった時の感動はでかいですよ~きっと!
お楽しみまでもう少し。わくわくしながらお待ちくださいね!
そんなこんなで、当社の今月の出荷ピークを迎えました。
F様邸を挟んで、前日までに2棟分。同時に1棟。その後2棟。
当社は、大量生産をせず、厳選した良いものだけを提供していこう。をコンセプトに材料を納材している会社なので、当社と取引のある建築業者さんも、必然的に個性があり、自社のコンセプトをしっかり持った、本物の建築を行っている方ばかりです。
こうした建築屋さんは、こんな情勢にも関わらず建築依頼が集まってきているようです。
一生に一度。できることなら本物の建築屋さんに依頼したいですからね。
山に行こう! F様邸 出荷準備中。
F様邸の材料の乾燥も完了し、現在「修正挽き直し」を行なっています。
もうちょっとで、加工に入れますので、お楽しみの建て方まで、もう少しです。
木材は、乾燥するにしたがって変形や収縮を起こします。乾燥していない材料を使用すると、家を建ててから変形収縮が起こり始めるので、解り易いところで言うと、壁が木材の変形に伴ってヒビが入ったり、戸が開かなくなったりとか。そんなもんはかわいい方で、木材の接合部分がガタついたりしちゃいます。そうなると家自体の強度も心配になっちゃいますよね。
昔は、家が完成するまでの期間が非常に長かったので、完成する頃には木が乾いていた。なんて話はよく聞かされたもんです。
現在は、大工工具の発達などに伴って建築期間が短くなり、建築中に木材が乾燥する。なんて事はなくなりましたので、そうならないように、十分に「もうこれ以上は変形しないよ~」ってな所まで乾燥させて、狂うだけ狂ったら、もう一度製材機に乗せて、修正挽きを行なった材を納材する方法が一般的です。
それでも、梅雨時期の湿度の高い時や冬期の湿度の低い時などでは、まだ多少木が動くんですから、挽きたての生材を使ったらどうなるんだろう?って時々怖くなります。
さてさて、F様の家は特殊な材が多いので、スタッフ総出で取り掛かっているのですが、丸1日掛かっても出口が見えません。
でも、やりがいがあって、すごく楽しみながらやってます。
上棟の日。楽しみにしていてくださいね。
新月の木 その15
「新月の木」の製材は着々と進んでいます。
今日までの製材は →
こんな感じです。なかなか捗りません。
それでも、4m材の角木は終了です。この次は大桁(平角)の製材に移ります。
先日、高見林業の社長が「大日本山林会」に参加したときの席で、「葉枯らし乾燥を行なう際の、木の伐倒方向に於ける、木材中に含まれる多糖類の変化」の内容について話をしたらしいのですが、この研究はまだどこの機関も行なってはおらず、データ自体が無いそうです。これは、前回「新月の木 その11」にも記載しましたが、もしかすると大発見に繋がっちゃうかも!です。
私も、某研究機関の資料を読みあさっておりましたが、確かに「木の伐倒方向による乾燥度合いの差異」さえも、記述には詳細が述べられていませんでした。
本年度、私の所属する「日光地区木材流通研究会」では、もう一度「新月の木・新月伐採」の調査研究を行います。その際は「木材中の糖度変化」に焦点を絞り、なにがどうなっているのか、今度こそは正体を突き止めてやる~!ってな感じで気合を入れて行いますので、御興味のある方は、一緒にいかがですか?
日程は前回同様、真夏の新月・満月、そして真冬の新月・満月です。
近くなりましたら、またお知らせ致します。
お申し込みはお早めに?
【業務連絡】
Sさんへ。すいませんが明日は別件の製材が入っており、新月の木製材を1日お休みさせて頂きます。
新月の木 その14
少し話はそれますが・・・
「新月の木」新商品開発プロジェクト始動!?
話の発端は
・Sさんに「新月の木」で記念品でも作ってプレゼントしたいな。
・当社のHP祝リニューアルなので、記念オリジナル商品でも作ろうかな。
と考えていたのが始まり。
東京からの打ち合わせ後、東北自動車道走行中に「閃きました。」
こうなるといてもたってもいられず、木のなんでも屋さん「八汐木工」片見社長にTel!
「まあ、作ってみっか。」って事で、勝手にプロジェクトが始動しました。
早速、片見社長から試作品の設計図が届いた。(本人もまんざらではなさそうだ)
これがまた、かなりいい感じなんですよね~
さあ!どんなものが出来上がるのか。
SGECのネットワークを駆使した、商品開発のスタートです。 ↓これが原板(材料)。
原木出荷元 高 見 林 業 SGEC JAFTA-006
製 材 田村材木店 SGEC JAFTA-W012
加 工 八 汐 木 工 SGEC JAFTA-W014
新月の木+SGEC=ミラクルコンビ!?
「こりゃいいな~欲しいな~になるか、なんだよ期待させといてこれかよ!」
になるかは、後日ここで試作品の発表をしちゃいますので、御意見くださいね。
たぶん、高見林業から「ま~た。つまんないもん作って。」と、言われそうですが・・・
試作品ができたらまずは、Sさんにプレゼント しますのでお楽しみに!
「いらない。」は禁句です。立ち直れなくなるので・・・
新月の木 その13
S様へ。 「新月の木」製材の進捗状況です。
さすがに2軒分。製材しても製材してもなかなか減りません。
本日は土曜日ということもあり、機械のメンテナンスや、工場内の1週間分溜まった製品の片付けなどで、ほとんど手をつけられませんでしたが、金曜日までに3mの材は全て完了しました。
当社は、1本1本を確かめながら8回挽きという方法で四角にしていきますので、大量生産工場の両面挽き(2回鋸を入れると四角くなる)とは、単純に4倍手間も掛かりますし時間も掛かりますので、なかなか1軒分が揃いません。その分、良い製品を造れると自負していますけど。
製材は後1週間位を予定しておりますので、お近くに来られた際は、また寄ってくださいね。
材料をお買い求めに来られた業者さんがSさんの大黒柱を見つけては驚いているよ。そりゃそうだろ、4面赤役の6m30㎝角なんて、そうお目にかかれる物じゃないからね。