小さな植樹祭開催。
日曜日はお仕事で・・・という方も中には。という事で開催したのが小さな植樹祭。
ん?どちらかというと肉メイン?
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FJ様おめでとうございます。
山に行って伐採をしてから、一月半。振り返れば、伐採した事がついこの間だったような、ずいぶん前のような・・・
この現場の担当は当社の部長なので、通常私がお伺いする事はないのですが、嬉しさのあまり、部長に了承を得て上棟にお伺いしてしまいました。
山に来て頂いたときに、家の模型を拝見させて頂き、現場の状況をお伺いしながら、どんな家になるのか想像しながら、伐採しましたよね。
以前このブログでも紹介しましたが
伐採した木は、2本の大きな柱と、リビングを突き抜ける桁になりました。
FJ様はもうご覧になりましたか?
なんだか私は鳥肌が立ってしまいました。
立地的には縦長で横幅が狭い、非常に難しい条件の中、光と風を呼び込む、あの斬新な形は北村さんだからこそできる設計でしょうね。
木の良さを伝える為にはどんな設計が必要か。結果、見せない事が見せる事と同価以上の効果を生むこと。
住む人に何が必要か。どんな立地条件であろうと、その人が快適で本当に住み心地の良い、その人の為だけの家を創造すること。
私も材木屋として、北村さんには多くの事を教えて頂きました。
もう少し現場が進むと、もっと驚きと感動を与えてくれると思います。
また、お邪魔じゃない程度に見に行こうと思います。
ではとりあえず、お祝いしましょう!(笑)
栃木県北部、今日の天気予報は雨。だったはずなのに、晴天に恵まれIN様邸の上棟式が行なわれました。誰の日ごろの行いがよかったんだ?
IN様は勿論の事、ご両家のご家族、ご兄弟まで参列の、盛大な上棟式でした。
それだけ、家を建てるという事は、建て主を取り巻く家族にとって、一世一代の大事業なんだな~ と、つくづく実感をしながら、納材する責任の重みを再認識する上棟式でもありました。
この家は、INさんご自身が山で伐採する所から、家造りがスタートしています。
見渡す限りの木々の中から、1本を選び出し、その木を「大黒柱」に。
それ以外の材も、同じ山から伐り出され、当社で全部、製材・乾燥・加工を行っています。
たま~に「建築屋さん」を羨ましく思う事が有ります。
建築屋さんは「画家」。当社は「画材屋」。
絵を描くのに、絵の具の良し悪しは大変重要ですが、絵が評価される事はあっても、その絵の具が評価される事はまず無い。
だけど、こうして「建て主さん」と一緒に画材を見つけることから始めると、一番評価されたい「建て主さん」に画材をきちんと認識してもらっている。っていう安心感と喜びが得られるんですよね。市場から仕入れた何処の木で誰が製材したのかさえもわからない木材ではなく、「山に行こう!」そして自社製材だから特にそうなのかもしれませんが、この家への愛着も一入なんです。
家造りは始まったばかり、木の家は、すぐ簡単に出来上がるようなもんじゃない。じっくりと楽しみながら、建築中を満喫しよう!
今日は本当に楽しかったです。
今度は完成パーティー?
楽しみにしています。
今月の出荷ラッシュのピークを迎えました。
お待たせいたしました。F様邸に使用する木材が全て揃い、いよいよ出荷になります。
これから別工場で加工に入り、上棟と相成るわけです。結構な量が有りますよ。トラック3台分!特殊な材料が多いので、加工に時間が掛かりますが、組みあがった時の感動はでかいですよ~きっと!
お楽しみまでもう少し。わくわくしながらお待ちくださいね!
そんなこんなで、当社の今月の出荷ピークを迎えました。
F様邸を挟んで、前日までに2棟分。同時に1棟。その後2棟。
当社は、大量生産をせず、厳選した良いものだけを提供していこう。をコンセプトに材料を納材している会社なので、当社と取引のある建築業者さんも、必然的に個性があり、自社のコンセプトをしっかり持った、本物の建築を行っている方ばかりです。
こうした建築屋さんは、こんな情勢にも関わらず建築依頼が集まってきているようです。
一生に一度。できることなら本物の建築屋さんに依頼したいですからね。
F様邸の材料の乾燥も完了し、現在「修正挽き直し」を行なっています。
もうちょっとで、加工に入れますので、お楽しみの建て方まで、もう少しです。
木材は、乾燥するにしたがって変形や収縮を起こします。乾燥していない材料を使用すると、家を建ててから変形収縮が起こり始めるので、解り易いところで言うと、壁が木材の変形に伴ってヒビが入ったり、戸が開かなくなったりとか。そんなもんはかわいい方で、木材の接合部分がガタついたりしちゃいます。そうなると家自体の強度も心配になっちゃいますよね。
昔は、家が完成するまでの期間が非常に長かったので、完成する頃には木が乾いていた。なんて話はよく聞かされたもんです。
現在は、大工工具の発達などに伴って建築期間が短くなり、建築中に木材が乾燥する。なんて事はなくなりましたので、そうならないように、十分に「もうこれ以上は変形しないよ~」ってな所まで乾燥させて、狂うだけ狂ったら、もう一度製材機に乗せて、修正挽きを行なった材を納材する方法が一般的です。
それでも、梅雨時期の湿度の高い時や冬期の湿度の低い時などでは、まだ多少木が動くんですから、挽きたての生材を使ったらどうなるんだろう?って時々怖くなります。
さてさて、F様の家は特殊な材が多いので、スタッフ総出で取り掛かっているのですが、丸1日掛かっても出口が見えません。
でも、やりがいがあって、すごく楽しみながらやってます。
上棟の日。楽しみにしていてくださいね。
F様が、仕事のお昼休みを利用して、製材見学に来てくれました!
・・・が、残念。製材は完了し、そのまま乾燥機の中へ・・・
結局、製材した材料をお見せする事はできませんでしたが、その分「楽しみが増えた?」かもしれないですね。
上棟の時、必ずびっくり感動します。絶対です!山に行って木を伐った時の感動をそのまま「カタチ」にしました。触れる度に、あの時の思いがこみ上げてくるような、そんな大黒柱です。
まだ、私どもの作業も、修正挽き直し、加工などなど残っておりますので、精一杯の思いを込めて進めていきます。
今日はありがとうございました。
平日だしブログに記載しただけでしたので、本当に来て頂けるとは思ってもいませんでした。
正直。嬉しかったです。本当にありがとう!!
先月末に「山に行こう!」で伐採された、F様の丸太の製材を開始しました。
まずは、大桁材からです。
木目の美しい平角が次々に製材されていきます。
「山に行こう!」ご利用の場合、大桁材は「スギ」を使用します。
勿論、御要望とあればヒノキやマツでも可能ですが、不思議な事に、栃木県では大桁にスギを使用する事は一般的ではないんです。本県は大桁といえば「米松」。海外からの輸入材が主流となっており、この地方の材木屋さんの場合、通常注文が入れば迷わず「米松」を出荷するでしょう。
数年前、宮崎県に木材の視察でお伺いした際、ある工務店の社長さんと、こんな会話をした事を今でもはっきりと覚えています。
「こちらでは、大桁や梁丸太にスギを使うんですね。米松は使わないんですか?」
「地元にスギが多くあるから。逆になぜ米松を使うのですか?」
どう考えますか?単に「習慣」という言葉だけで完結しますか?
本当に極単純な質問かもしれませんが、私は、頭のてっぺんから足の先まで震える思いがしました。
本県で、スギが多く流通しない最大の理由は、スギの強度特性が上げられると思います。確かにスギは米松に比べて(個体差はあるが)「ヤング係数」は落ちます。しかしそれは、大桁などの力のかかる部材に使用できない。ということではないんです。
スギの特性を知り、十分な乾燥を行えば「曲げ強度」の強いスギは、この地方に最も適した素材になり得ることを「スギ大桁実物大破壊試験」で確信をしました。
そして、それを後押ししてくれる「栃木県林業センター」は、私たちが行なった以上の試験を重ねデータを蓄積している、今、日本で最も熱い研究所です。私よりも熱く語る研究員が多数おりますので、興味があれば是非こちらにも足を運んでみてはいかがでしょうか?
当社は、これからもう少しかかるかもしれませんが、「栃木県の大桁はスギ!」が当たり前になるように、杉の良さを研究し伝えていきます。